2014年12月26日金曜日

破裂脳動脈瘤治療、長期生存はコイルの方がいいぞ!

文献:Molyneux AJ,et al.The durability of endovascular coiling versus neurosurgical clipping of ruptured cerebral aneurysms: 18 year follow-up of the UK cohort of the International Subarachnoid Aneurysm Trial (ISAT).The Lancet, 28 October 2014 doi:10.1016/S0140-6736(14)60975-2.
 破裂脳動脈瘤に対する血管内コイル塞栓術と開頭クリッピング術の比較試験(ISAT試験)の18年間を追跡。対象者1644人の10年時生存率はコイル群83%、クリッピング群79%(オッズ比1.35)だった。アンケート回答の1003人による日常生活自立率(修正Rankinスケール0-2)は82%、78%(同1.25)だった。

2014年12月24日水曜日

脳卒中になったら、、千葉県共用脳卒中地域連携パス

松戸市のある千葉県では、千葉県共用脳卒中地域連携パスを利用し、脳卒中患者さんを急性期病院からリハビリ病院、そしてかかりつけ医へと情報共有することで安心して治療、リハビリ、再発予防と行っていくことができるようになっています。
千葉県共用地域医療連携パス

脳卒中診療の大きな柱としては、
1.救急病院(専門病院)での治療
2.リハビリ病院でのリハビリ
3.自宅・療養施設
それぞれが大切な役目を果たしていてますが、患者さんにとっては次のステップへ進むとき「自分のことをよくわかってくれてるのか?」「大丈夫なのか?」と不安が生じるのはよくあります。そこで、治療の経過や患者さんの病状、さらには患者さんがどの程度のことが自分で出来ているか、内服の状況、その他をわかりやすく次へ伝えていくシステムがこの地域連携パスです。