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2022年10月20日木曜日

フローダイバーターステントで治療可能な脳動脈瘤が増えました。

 脳動脈瘤(血管のこぶ)は破裂をするとくも膜下出血を起こし、生命の危険や重大な後遺症を起こしうる病気ですが、これまでの治療法ではなかなか根治できないもののうち治療が可能となったものが出てきています。

2014年12月26日金曜日

破裂脳動脈瘤治療、長期生存はコイルの方がいいぞ!

文献:Molyneux AJ,et al.The durability of endovascular coiling versus neurosurgical clipping of ruptured cerebral aneurysms: 18 year follow-up of the UK cohort of the International Subarachnoid Aneurysm Trial (ISAT).The Lancet, 28 October 2014 doi:10.1016/S0140-6736(14)60975-2.
 破裂脳動脈瘤に対する血管内コイル塞栓術と開頭クリッピング術の比較試験(ISAT試験)の18年間を追跡。対象者1644人の10年時生存率はコイル群83%、クリッピング群79%(オッズ比1.35)だった。アンケート回答の1003人による日常生活自立率(修正Rankinスケール0-2)は82%、78%(同1.25)だった。

2014年7月8日火曜日

未破裂脳動脈瘤の破裂率の予想

脳ドックなどで検査をしてたまたま脳動脈瘤が見つかることがあります(1−3%くらい)。以外と多いかもしれません。この脳動脈瘤は破れたり大きくならなければ症状を出すことはありません。ただ破れると生命を脅かす「くも膜下出血」を引き起こします。これまでのいろいろな報告で年間は裂率は1%前後と言われています。しかし、それぞれの脳動脈瘤は場所も違えば、大きさ、さらには年齢、血圧なども違い、同じように破裂する訳ではありません。
 UCAS Japan、SUAVe、Jikei Study、UCASIIや欧米の前向き研究をめた解析したPHASESから、
①5mm未満の脳動脈瘤の破裂率は低く、比較的安全な経過観察が可能
②7mm以上の瘤の破裂率は比較的高い
③前交通・後交通動脈瘤の破裂率は小型でも高い
④瘤の形も重要(不整は危険)
⑤女性・70歳以上・高血圧は破裂の関与因子
⑥発見後3〜6ヶ月の経過観察が重要
⑦日本人の破裂率は欧米人にくらべ3倍高い
最後にPHASES scoreをご紹介します。それぞれの点数を足して、下のグラフに当てはめると5年間の破裂率が予想できます。例えば75歳の日本人で5mmの中大脳動脈瘤であれば、3+0+1+3+0+2=9点で4.3%となります。

Lancet Neurol. 2014 Jan;13(1):59-66