🦅 イーグル症候群と脳梗塞
― のどの奥の“骨”が原因になることがあるって本当?
「のどの奥が痛い」「耳の奥がズキッとする」「飲み込むと違和感がある」
そんな症状の原因として、あまり知られていないのが イーグル症候群(Eagle syndrome) です。
実はこの病気、まれではありますが 脳梗塞の原因になることがある ため、頭痛外来でも知っておきたいポイントがあります。
🦅 イーグル症候群とは?
耳の下あたりからのどの奥に向かって伸びる「茎状突起(けいじょうとっき)」という細い骨があります。
この骨が
- 通常より長くなる
- 靭帯が石灰化して硬くなる
と、周囲の神経や血管を圧迫して症状を起こすのがイーグル症候群です。
よくある症状
- のどの奥の痛み
- 耳の奥の痛み
- 飲み込みにくさ
- 顎の動かしにくさ
- 顔面の違和感
「歯科?耳鼻科?どこに行けばいいの?」と迷われる方も多い病気です。
🧠 なぜ脳梗塞と関係するの?
茎状突起のすぐ近くには 内頚動脈 が通っています。
骨が長くなりすぎると、この血管を圧迫してしまい、次のような問題が起こることがあります。
脳梗塞につながるメカニズム
- 内頚動脈が圧迫されて血流が低下する
- 圧迫部位で血管の内側が傷つき、動脈解離が起こる
- 血栓ができて脳の血管を詰まらせる
実際に、イーグル症候群が原因で脳梗塞を起こした症例報告もあります。
特に
- 若い方
- 原因不明の脳梗塞
- 頭の向きで症状が変わる
といった場合には、鑑別として重要です。
🔍 どうやって診断するの?
診断には CT(特に3D-CT) が役立ちます。
- 茎状突起の長さ
- 角度
- 内頚動脈との位置関係
を詳しく確認できます。
必要に応じて CTAやMRA で血管の圧迫や解離の有無をチェックします。
💡 治療は?
症状の程度や血管への影響によって治療方針が変わります。
軽症の場合
- 鎮痛薬
- 神経ブロック
- 生活上の工夫(姿勢・頭位)
血管への圧迫が強い場合
- 茎状突起の切除手術(styloidectomy)
→ 脳梗塞の予防にもつながる根治的治療です。
📝 まとめ
- イーグル症候群は「のどの奥の骨が長くなる」ことで起こる病気
- のど・耳・顎の痛みの原因になる
- まれに 内頚動脈を圧迫して脳梗塞を起こすことがある
- CTで診断でき、必要に応じて手術で治療可能
- 若年者の原因不明の脳梗塞では重要な鑑別のひとつ
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