UCAS Japan、SUAVe、Jikei Study、UCASIIや欧米の前向き研究をめた解析したPHASESから、
①5mm未満の脳動脈瘤の破裂率は低く、比較的安全な経過観察が可能
②7mm以上の瘤の破裂率は比較的高い
③前交通・後交通動脈瘤の破裂率は小型でも高い
④瘤の形も重要(不整は危険)
⑤女性・70歳以上・高血圧は破裂の関与因子
⑥発見後3〜6ヶ月の経過観察が重要
⑦日本人の破裂率は欧米人にくらべ3倍高い
最後にPHASES scoreをご紹介します。それぞれの点数を足して、下のグラフに当てはめると5年間の破裂率が予想できます。例えば75歳の日本人で5mmの中大脳動脈瘤であれば、3+0+1+3+0+2=9点で4.3%となります。
Lancet Neurol. 2014 Jan;13(1):59-66
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