2014年6月14日土曜日

高血圧と心血管疾患の関連

英国の125万のデータ解析から、高血圧患者の心血管疾患の障害リスクを検討した報告がEleni Rapsomaniki氏らより報告されました。それによると収縮期血圧は脳出血や狭心症に、拡張期血圧は腹部大動脈瘤、脈圧は末梢動脈疾患(PAD)に強く関連。
脳卒中との関連としては、収縮期血圧高値と最も強く関連したのは脳出血[SBP20mmHg上昇ごとのハザード比(HR)1.44, 95%CI 1.32~1.58]、くも膜下出血(同1.43, 1.25~1.63)でした。
 また、この論文では心血管疾患の障害リスクは30歳の時に正常血圧で46%、高血圧だと63%と高く、心血管疾患の発症も正常血圧者にくらべて高血圧の方は5年も早くなる。
 ともかく、血圧の管理はいろいろと大切ですね。(Lancet 2014;383:1899-1911より)

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