2025年6月13日金曜日

血管性認知症(VaD)

  1. 血管性認知症とは、脳血管疾患により生じる認知症。記憶障害、失語、失行、失認、実行機能障害が主体である。
  2. 局在徴候である腱反射亢進、病的反射、仮性球麻痺、歩行障害、片麻痺などが併存する。
  3. 診断には画像診断が必須である。
  4. 治療可能な認知症(treatable dementia, 慢性硬膜下血腫、甲状腺疾患、ビタミン欠乏、神経梅毒、うつ病など)を鑑別する。
  5. 神経変性疾患(Alzheimer病、Pick病、Parkinson病)との鑑別と同時に、神経変性疾患の合併例も多いことに留意する。
  6. 治療は脳血管疾患の危険因子の管理など基礎疾患の治療が原則

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